【イベントレポート】 「みんなの知らない横浜を食べよう!新鮮カラフル野菜にであう」

7月4日(月)さくらWORKS<関内>にて「みんなの知らない横浜を食べよう!新鮮カラフル野菜にであう」が開催されました!

約40名ほどの方にお越しいただき、とても賑わった7月はじめの月曜日。当日の様子をレポートいたします!

当日の司会を勤めたのは女子大学生2人!

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華があります!

初めのセッションはこちら。

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横浜の農畜産物の生産量は、なんと野菜が70%!

横浜市の中では特に都筑区、緑区、泉区が農家数も多く生産がさかんなのだとか。

また、直売所が1000箇所以上もあり、全国的にみても多い都市なのだそう。

横浜市に住んでいても知らないことだらけで、皆さんも驚きの事実ばかりだったようです。

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続いて、大ど根性ホルモン オーナーシェフ 椿 直樹 さん、横浜市認定 はまふぅどコンシェルジュ成田 弥土里 さんのお二人による、トークセッションがスタート。

まずは椿氏のエピソード。

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15,6年前横浜のあるスペイン料理屋で働いていたときのこと。

その時に全国の料理フェアをやっており、横浜の野菜を調理する機会がありました。その野菜は「大根・小松菜・ホウレンソウ・ネギ」

他県の野菜はもっとカラフルだったのに、横浜はこれか!とがっかりしたそう。

しかし実際に野菜を調理したら、今までに感じたことのない

「野菜の力」を感じ、感動した椿さん。

そこから地場野菜にはまっていったのだそうです。

続いて成田さん。

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平成17年夏、総合電気メーカーの研究所に勤めていた成田さん。

社内で「野菜をもっと食べよう」講座が企画され、 参加者が少なく参加資格が回ってきたのがきっかけ。

そこで直売所情報をゲットするも、住んでいる場所から遠いのでその時は行かずに終わってしまったそうです。しかし、引っ越しをすることになり、その直売所が市場へ出店するとの情報をゲット。早速行ってみることに。

そこで食べた人参。こんな野菜食べたことない!味が濃い!香りがいい!

遠いところじゃないと良い野菜は手に入らないと思っていたが、

こんな近くにこんなにすごい野菜があるのか!ととても感銘を受けたそうです。

その後すぐに直売所へ行き、そこから今があるそうです。

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今回のゲストお二人はどちらも横山さんですが、兄弟や親戚ということではなく、

隣同士の横山さんだそうです(笑)

泉区では横山が最大与党でたくさんいらっしゃるそうな!

そんな横山事情からスタートしたトークセッション。

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年間40種類くらい、トマトにこだわって作っています。

中でも、約800種類あるトマトのなかで、ひとつの種類を作っています。

理由は一番美味しかったから。

それが、酸味もあって甘みがある「サンロードトマト」

数値で計れないうまみがあるのが特徴です!

作り方が難しく、くせがあるトマトなのでなかなか市場に出回らない品だそうです。

また、宜美さんはその貴重なサンロードトマトを使用したトマトシャーベットを販売しています!

ジェラードも検討しましたが、サンロードそのものの味がでなかったので、シャーベットに。好き嫌いはでるが、暑い日にはぴったりで、甘みと酸味のバランスが絶妙な美味しいシャーベットです。

続いて横山勝太さん。

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トマトのなかでも黄色とか白色、オレンジ色、しましま模様のトマトを作っています。

色を変えると、綺麗だなってやはり思います。見て楽しむ、食べて楽しむ、という想いをこめて作っています。現在15種類作っています。

続いて、さらに詳しくお二人の農業についてお話をお聞きしました。

土にこだわり、トマトにこだわり、地元にこだわりを持って作っている宜美さん。

野菜は土によってすごい変わるそうで、現在も色々な方の協力を得ながら開発を続けているとのことです。

また、宜美さんの父は、朝の時間に農業を子供達に教えているのだそうです。

そこに地域の人々もボランティアで参加しており、泉区のコミュニテイの強さを感じ、誇らしく、もっと大きく発展を期待している、とお話いただきました。

31年間、地域の人に育てられた、という感覚がある宜美さんは、これを引き継いでいかなければ、と思っているそうです。

トマトやカリフラワー、ナス等、年間20品目を作っている勝太さん。

“野菜の博物館”のようなカラフルで違った色のある珍しい野菜を作っていきたい、と強くお話いただきました。

自分自身もカラフルな野菜に目を惹きつけられた経験があり、自分の畑でも作ることに。

これからどんどんもっといろんな色、珍しい野菜を作っていきたいと思っているそうです。

 

そして、お待ちかねの!!

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トマト冷麺、トマト大福など、お話に聞いた横浜野菜を実際に味わう時間です。

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参加者同士会話もはずみ、楽しい食事の時間となりました。

 

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ここからは、参加者からの質問にゲストが答えていくコーナー。

Q:農家とのつながりをもつためには?

A:宜美さん

明日いきたい!とか急に言われたら無理です(笑)

できれば1週間くらい前には言ってほしいですね。準備があるので。

でも農業を知らない人に、是非農業を知ってほしいので、そういう機会は受け入れていきたい。

それが広がっていくといいな、と思います。

A:勝太さん

信頼関係の中で農業を体験してほしい、というのがありますね。

一回限りの関係で終わりたくないです。

例えば白菜は8月頃に種をまいて、12月頃に収穫をするので、できればその期間中はずっときてほしいです。

そうすると生産の現場を理解していただけるのではないかと思います。

 

最後に、

「食・横浜野菜からみるこれからの横浜のあり方」について皆さんから一言ずついただきました。

椿さん「本イベントで気づいたことを、皆さんで形にしていって盛り上げられたらいいなと思います。」

宜美さん「農業というのは食の根源の源を作っているとても誇らしい職業です。皆さんがこの後家族とかにお話しをして、横浜には可能性があるということを話していただければ、 横浜の魅力が広がっていくのかなと思います。」

勝太さん「生産者と消費者に近づき、魅力を伝える、というのがあり方かな。横浜といえば都会のイメージですが、本来は自然が多かったんです。生産者として、魅力をこれからも伝えていきたいです。」

成田さん「ポートランドのオレゴンは、野菜に限らず地元のものが一番!という思想があるんです。横浜の人も横浜が好きで、一番!と思っているところがあると思います。それが点在しているので、地域でまとまって、スクラムを組んで横浜野菜や畜産物の魅力を伝えていきたいです。そうすれば横浜のものが一番になるんじゃないかな、と思います。」

 

最後に今回のイベントのコーディネーターを勤めてくれた横浜コミュニティデザイン・ラボのインターン生、前田知美さんに大きな拍手が送られました。

お越しいただいた皆さんからも、参加できてよかったという声をたくさん聞き、大盛況のうちにイベントは終了となりました。

登壇者の皆さまを始め、お越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました!

最後はみんなで!

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文:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボインターン 高橋花歩