ラボ図書環オーサートーク「誰もボクを見ていない:なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか〜著者・山寺香さんを招いて」
ラボ図書環オーサートークVol.41「誰もボクを見ていない: なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか〜著者・山寺香さん(毎日新聞記者)を招いて」を7月23日13時から、さくらWORKS<関内>で開催します。
2014年3月、埼玉県で高齢者夫婦が殺されました。約2カ月後、逮捕されたのはその夫婦の孫である17歳の少年でした。
非行少年が金に困って祖父母から金品を奪う、不幸だけれども「よくある事件」と思われたこの強盗殺人事件は、裁判に舞台が移されてからその過酷な生い立ちが明らかになるにつて、社会の注目を集めることになりました。
今回のゲストである毎日新聞記者の山寺香さんは、この少年の裁判をすべて傍聴し、明らかになってきた苛烈な少年の生活を知るなかで「なぜ、大人たちは救えなかったのか」という疑問を持ち、彼の生きてきた軌跡をたどる取材の旅に出ました。その取材をまとめたものが、今回の著作です。
今回、埼玉で発生した事件についての本をなぜ、横浜の私たちが読み、語り合うのか?そんな疑問をお持ちの方もおられるかもしれません。
実は、学校にほとんど通わせてもらえなかった少年が、唯一、学びのチャンスを得てつかのま落ち着いた暮らしをしたのが横浜でした。野宿生活を送っているところから、生活保護につながり、フリースクールに通うことができました。
けれども、親が生活保護のつながりから抜け出してしまいます。乳児だった妹の世話をしていた少年は親について行かざるを得ず、最終的にセーフティネットは機能できませんでした。
実刑判決が決定し、現在刑に服している少年は「自分のような子どもを、これ以上うみださないでほしい」という強い思いを抱いているそうです。
彼の願いをかなえていくために「少年の声が聞こえなかった、見えなかった」私たちは何をすればいいのでしょうか?
著者の山寺さんとともに、私たちに投げかけられた問いを考えたいと思います。
▽誰もボクを見ていない: なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか
https://goo.gl/oJxznm
<概要>
ラボ図書環オーサートークVol.41「誰もボクを見ていない: なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか〜著者・山寺香さん(毎日新聞記者)を招いて」
日時:7月23日(日) 13時ー15時
場所:さくらWORKS<関内>イベントスペース
横浜市中区相生町 3-61
入場料:1,000円
★会場費を除いた入場料は、少年への支援に充当させていただきます。
申し込み:FBでの参加表明か、Facebookアカウントがない方は
info@yokohamalab.jpに氏名・連絡先アドレス・参加人数を明記してメールでお申し込みください。
https://www.facebook.com/events/1063236580445614/
※「ラボ図書環オーサートーク」シリーズは、NPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」が運営するシェアスペース「さくらWORKS<関内>」内に設けられているみんなでつくるコミュニティ本棚「ラボ図書環」が企画する本の著者や編集者などを招いた公開トークシリーズです。→これまでの実績はこちら
https://goo.gl/5n7ygb