上映会&トーク「ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~」 ゲスト:田才諒哉さん・門田瑠衣子さん

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「途上国援助は全てが善なのか?」青年海外協力隊としてトンガ王国で活動したり、パレスチナに留学したりした経験を持つ学生たちが、現地で思った疑問です。この疑問をみなさんと考えてみたいという思いから、映画の上映会を企画しました。

「貧しい気の毒な人たちのために手を差し伸べよう」というイメージで行われてきた営利目的の途上国開発の意味を問い直すドキュメンタリー映画を上映します。途上国開発の市場は数十億ドルと言われますが、援助活動の中には、援助の受け手がもともと持っている能力や機会を奪ってしまうものもあるといいます。

映画は、途上国支援が本当に現地の人々の助けになっているのかということを、ハイチやアフリカなどの「支援される側」の人々の声から考え直す内容です。

上映後には、途上国支援に関わっている、国内最大級のクラウドファンデイングサイト「Readyfor」で国際協力専門プログラム「VOYAGE PROGRAM」を立ち上げた田才諒哉さんと、ウガンダやケニアのエイズ孤児支援を行っているNGO団体「PLAS」代表の門田瑠衣子さんの二人をお招きし、寄付を集める立場や、寄付を使って実際に活動している立場から、途上国支援について話をします。

「ポバティー・インク」上映会企画メンバー  細川 高頌(横浜国立大学4年)

映画『ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』
https://www.cinemo.info/movie_detail.html
▽予告編
https://youtu.be/cBAeGZcqrso
貧困援助がビッグ・ビジネスに?
あなたの”善意”が、誰かを傷つけているかもしれない
「この映画を観たら貧困と第三世界を決して同じ様に見れないだろう」
- マイケル・ムーア(映画監督)

<クロストークゲスト>
田才諒哉さん・門田瑠衣子さん
◎ 田才諒哉さん
1992年生まれ。新潟県出身。READYFOR株式会社 キュレーション室 第一ユニット マネージャー。青年海外協力隊としてザンビア、国際教育支援NPOのメンバーとしてパラグアイで活動を経験後、現職。クラウドファンディングのプロジェクトをこれまで250件以上手がけ、山口県下関市のゲストハウスのリノベーションプロジェクトでは、約4,500万円を集めるなど、1,000万円超えの大型プロジェクトを多数担当。国際協力を行う団体・個人を応援するプログラム「VOYAGE PROGRAM」を立ち上げ、約3ヶ月間で1,600人以上から合計3,600万円以上の支援を民間から集める。ソーシャルエコマガジン『ソトコト』で「世界への扉」を連載中。准認定ファンドレイザー。
https://www.facebook.com/readyfor/

◎ 門田瑠衣子さん
特定非営利活動法人 エイズ孤児支援NGO・PLAS代表理事
1981年熊本県生まれ。2006年、明治学院大学大学院国際学修士課程修了。2005年、在学中にケニア共和国でのボランティア活動に参加。それをきっかけに、2005年にエイズ孤児支援NGO・PLASの立ち上げに携わり、同団体事務局長を経て、現在代表理事を務める。海外事業及び国内のキャンペーン事業、ファンドレイジングなどを中心に活躍中。2013年に長男を、2015年9月に二男を出産し、2児の母でもある。特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)理事。
https://www.facebook.com/NGOPLAS/

【映画のあらすじ】
ポバティー・インク
「貧しい気の毒な人たちのために手を差し伸べよう」「彼らは無力で何もできない」
そんなイメージを謳い、繰り広げられてきた営利目的の途上国開発は、今や数十億ドルに及ぶ巨大産業となっている。その多くの援助活動が失敗に終わり、援助の受け手がもともと持っている能力やパワーも損ないさえする。
私たちの「支援」がもたらす問題は? 正しい支援のあり方とは? 途上国とどう向き合うべきなのか? ハイチやアフリカを主な舞台に、“支援される側”の人たちの生の声を伝えるドキュメンタリー。

<開催概要>
上映会&トーク「ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~」(寄付月間関連企画)
日時:2016年11月26日(土)14~17時
場所:さくらWORKS<関内> イベントスペース
(中区相生町3-61泰生ビル2F)
上映料:一般¥1,800、学生:¥1,000(ワンドリンク付)
申込:facebookページで「参加する」を押していただくか、メールinfo@yokohamalab.jpまで、件名「ポバティーインク上映会参加希望」としてお送りください。

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<寄付月間について>
NPO、大学、企業、行政、国際機関など、寄附に係る主な関係者が幅広く集い、2015年から、12月の1カ月間を「寄付月間~Giving December~」とすることが決まりました。これは、多くの人が寄附について改めて考え、行動するきっかけとなることを目指した月間です。 横浜コミュニティデザイン・ラボは寄付月間の趣旨に賛同しています。
寄付月間 -Giving December- 2015
▽寄付月間~Giving December~(公式ホームページ)
http://giving12.jp/