【終了しました】【第2弾】私たちと一緒にデザインで医療を革新しませんか? 横浜市立大学医学部の公開ブレスト

 本年度横浜市立大学では、教員が行う地域貢献プロジェクトとして「地域の健康・医療問題解決へ向けたメディカルデザインハブの構築」を、横浜市大COC「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」拠点のさくらWORKS<関内>で起ち上げます。
 8月27日には本事業起ち上げ初回のブレーンストーミングを、本事業の内容に興味を持つ方々、プロジェクトに参加してみたいとお考えの皆さんに公開で開催し、多くのアイデアと気づきをいただきました。
http://www.ycu-coc.jp/info/721/
https://www.facebook.com/events/904562599623578/
 第2弾では、ご参加の皆さんに前回のフィードバックを行うとともに、コアメンバーから具体的な事業案をご提示するとともに、さらに議論を深め、実働チームを形成します。
【横浜市立大学教員地域貢献事業】
「地域の健康・医療問題解決へ向けたメディカルデザインハブの構築」公開ブレーンストーミング&WS 第2弾
日時:11月19日(木) 19:30~21:00
会場:さくらWORKS<関内>
参加費:500円
募集対象:横浜から健康・医療を変えたいクリエイター、デザイナー、医療保健事業者等
募集人数:30名程度
【当日内容】
 ①前回ブレストのフィードバック
 ②コアメンバーからの実施案の提示
 ③公開ブレスト&実働チーム形成
 ④次回の告知
【当日出演者】
提案者・代表研究者:横浜市立大学医学部准教授 武部貴則(臓器再生医学)
共同研究者:
横浜市立大学准教授 小島 伸彦(再生生物学)
株式会社電通2020プロジェクトデザイン室 清水真哉(プラニングディレクター)
コアメンバー:
公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 杉崎栄介(アーツコミッションヨコハマ)
横浜コミュニティデザイン・ラボ 杉浦裕樹
横浜市立大学地域貢献担当 杉山昇太
主催:公立大学法人横浜市立大学 地域貢献担当(COC事業)
共催:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
【課題認識】
 超高齢化により顕在化しつつある健康・医療課題の解決の方向性は様々考えられるが、人びとの健康行動を持続的に誘発していくことも重要な手段のひとつである。これを実現していくには、一般生活者の目線に立って、対象属性に応じた楽しみ・自動性・帰属意識など、さまざま要素を俯瞰的に設計したコミュニケーション施策が必須となる。
本プロジェクトでは、この課題に対し「デザイン」の考え方を基調に研究・実践を行う。
【目指す方向性】
 「デザイン」の考え方を基調として、地域における健康課題に対して、持続的にソリューションを発信し続けるための基盤「メディカルデザインハブ」を構築する。異分野の専門を持つ若手(理系・文系学生、専門学校生、クリエイター、+保健施策担当者など)の融合のもと健康づくりを実現するモデル事例を複数立案する。
(ここでいう「デザイン」とは、広い意味のデザイン論のことを指す。即ち、生活者がどんな行動を取り、どんな考え方をするか、どんな感情を示すか、などを詳細に観察・分析・理解するとともに、解決を目指すためのアイデアを考え、プロトタイプ構築、ブラッシュアップを持続する、といった一連の循環思考のことを指している。)
「メディカルデザインハブ」からは、健やかな行動をとることを自然に動機づける実践的なコミュニケーション施策を次々と創出、特に地域に潜在している若手人材の力を活用したデザイン力に、ICTやゲーミフィケーションなどのテクノロジー研究を統合・活用する。さらに、健康課題を有するさまざまな対象者に対し、有効性の高いプロトタイプデザインを実装し、その効果検証と改良を図る。
 最終的には、超高齢化に対応してデザインの視点から診断・処方・治療を実現する全く新たな施策介入体系を確立することにより、疾病予防の促進・就労者生産効率の向上と保険料削減、医療アクセスの適正化、治療コスト効率化等を目指す「コミュニティ治療」という革新概念の具現化を試みる。