セミナー:減災の為の看護のイノベーション〜地域防災 × ictの活用を学ぶ〜

セミナー ”Innovation in Nursing for Disaster Risk Reduction”(減災の為の看護のイノベーション) 開催のお知らせ。

3月11日(土)にさくらWORKS<関内>で、ネパールとインドネシアから8名の看護師をお招きして、地域防災×ICTの活用を学ぶセミナーを開催します。テーマに関心ある方のオブザーバー参加を若干名受け付けます。

【開催概要】
Community for Sustainable Disaster Risk Reduction
【趣旨】自然災害多発国であるネパールとインドネシアから8名の看護師が日本の減災と看護を学びに来ます。彼らは10日間高知県内で日本の災害看護に関する実践を見学し、災害看護の科学技術や学際連携の必要性理解を深めます。3か国を交差する議論を通じ、災害看護の普遍性及び各国固有の課題を明らかにしていきます。その最終日、3月11日に、本セミナーにおいて日本の減災文化のなかで発展してきた社会のケアに役立つ取組を聞き、議論することにより、更なる持続可能な安心・安全な社会に対する看護の役割を考えます。
This program, which invites eight graduate students from Nepal and Indonesia, provides occasions for them to have a better understanding of theory and practice in disaster nursing in Japan, clarify universals and challenges in each of the three countries through a series for discussions, and examine ways of applying their findings.

日時:3月11日(土) 13時30分~16時30分 (開場:13時)
会場:さくらWORKS<関内> コ・ワーキングスペース
(横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2階)
主催:高知県立大学
共催:横浜コミュニティデザイン・ラボ

▽タイムテーブル (敬称略)
13時30分:開会/自己紹介
14時-15時:日本の取組紹介(各15分ずつ)
(民)「LOCAL GOOD YOKOHAMA」の取組紹介
杉浦裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事)
http://yokohama.localgood.jp/
(官)調整中
(産)緊急時情報伝達・収集システム「5co Voice®」について
黒田千佳(株式会社137 代表取締役)
http://137.co.jp/service
(学)「IT DART」の取組について
宮川祥子(宮川祥子慶應義塾大学 看護医療学部 准教授)
http://itdart.org/
15時-16時 フリーディスカッション
「How can nurses develop safe community as global citizen」

▽進行
高知県立大学 災害看護グローバルリーダー養成プログラム 神原咲子(高知県立大学大学院看護学研究科・准教授)

▽参加者
ネパール看護協会より4名、ガジャマダ大学(ジャカルタ)より4名

▽参加費
無料(カンパ制、事前申込制)

▽申込
このFacebookページ(https://www.facebook.com/events/1228301673885520/)で「参加する」を押して頂くか info@yokohamalab.jp まで「3/11セミナー参加希望」と件名に書いてお送りください。

<参考>
◎災害看護グローバルリーダー養成プログラム
http://www.dngl.jp/japanese/

◎スタディーツアー「災害リスク削減ための看護教育・研究」について
Nursing Education and Research for Disaster Risk Reduction
【目的】
自然災害多発国であるネパール、インドネシアから大学院生を招聘し、高知県立大学が産官学で取り組んでいる減災の取組をはじめとする災害看護学の理論及び応用に触れていただく。
具体的には、まず最初に、災害看護の背景と世界的動向、日本における取組を高知の事例を通して学んでいただく。次に、これまで経験していない災害事態に備えた対処能力と問題解決能力向上を目指しシミュレーション環境の構築とコンテンツの開発、5大学を繋ぐテレビ会議システムを用いた遠隔教育方法の開発等についての本学の取り組みと成果を紹介する。更に、本学が有する減災看護地図情報モデルについて、人々の知識と気づきといった非技術的課題も含め、地域減災に向けた方略を紹介する。本交流は、以上のような、日本の災害と教訓から生み出された独自の科学技術の成果を、各国の準備性を踏まえながら、実用可能な形で紹介することを企図するものである。
招聘国とは既に共同研究を実施してきており、その結果のフィードバックを含めたワークショップを実施する。
このプログラムを通じ、参加者が減災に関わる教育研究の重要性と普遍性について理解を深め、最終的には自国で検討できるアクションプランの作成までを目的とする。

本コースは科学技術振興機構(JST)の「日本・アジア青少年サイエンス交流計画」(通称:さくらサイエンスプラン)による助成を受けている。
https://ssp.jst.go.jp/
>「日本・アジア青少年サイエンス交流計画」(「さくらサイエンスプラン」)とは、産学官の緊密な連携により、アジアの青少年が日本を短期に訪問し、未来を担うアジアと日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めることを目的としている。