ラボ図書環オーサートークvol.33「『わがや電力〜12歳からとりかかる太陽光発電の入門書』著者・テンダーに聞く〜大”消費”都市・横浜は終わっている? 地方で創り・生き抜く技を磨いて自由を手に入れろ!」

  横浜コミュニティデザイン・ラボは2月12日、ラボ図書環オーサートークvol.33「『わがや電力〜12歳からとりかかる太陽光発電の入門書』著者・テンダーに聞く〜大”消費”都市・横浜は終わっている? 地方で創り・生き抜く技を磨いて自由を手に入れろ!」を、泰生ポーチ(横浜市中区相生町)にて開催します。
  テンダーさんは横浜市南区出身、現在は鹿児島県在住。北米先住民技術と日本の知恵を活かした田舎暮らしでは、持続可能なエネルギーを志向し、暮らしをデザインしています。
 
■テンダーくん《プロフィール》
ヨホホ研究所主宰。本名・小崎悠太さん。
火起こしから電子回路まで、先人の技術を引き継ぐ1万年目のこども。環境問題や争いを解決する手段として、先住民技術と対話を重んじる。
職業はヒッピー。
電気・水道・ガス契約ナシの年間家賃1万円の家「てー庵」に暮らし中。
 
KTS鹿児島テレビによる1時間特番「テンダーの思い」が九州民放祭で優秀賞受賞、2015年のFNSドキュメンタリー大賞第3位となる優秀賞受賞。
 
https://www.dailymotion.com/video/x2u5qb7_20150530-tender_lifestyle?start=156
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 こんにちは。今回このオーサートークを企画した横浜コミュニティデザイン・ラボの宮島です。
この企画は、明石タカフミさん(さとうきび畑)と、一緒に進めています。以下、個人的な視点でのご紹介となりますが、よろしくお願いします!
 
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 (わたくし宮島と)テンダーくんとの出会いはたぶん2007年か2008年ごろ。2009年に行われた横浜開港150周年記念テーマイベント「開国・開港Y150」の前年、前々年で、さまざまな市民活動がデザインされつつあったころでした。
 
 そのころボランティア運営委員として関わっていた「ハマっち!」という地域SNSに、テンダーくんも登録し、何回かイベントにも参加してくれたことがありました。餅をつき、ホラ貝を吹いてくれたことを思い出します。
 
 ただ、彼が求めている「根本から暮らしを創るコミュニティ」というものが、「消費都市・横浜」にはなかったのだろうな、と個人的には見ていました。
 
 その後、テンダーくんは青森県六カ所村に1年間滞在して「アースデイ六カ所村」のイベントを主催したり、アメリカ・ニュージャージ州にある先住民族技術の学校で学んだり、求道者のようにみえる旅路を軽やかに愉快に歩いてきたようです。
 
 今回、わたくしがテンダーくんを招いて話を「今」聞きたいと思ったのは、横浜から地方に散らばっていく若い世代が、何に可能性を抱いているのかということを知りたいということと、オフグリッド発電(※1)はもちろん、水道・ガスなど「生活インフラ」とつながらずに「大草原の小さな家」のように暮らしている彼から見えている社会がどんなものかを教えてもらいたいと思ったためです。
 
 その彼が「本」として、社会に贈るメッセージ第1弾が「わがや電力〜12歳からとりかかる太陽光発電の入門書」です。
 
ヨホホ研究所によると…
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この本は、「小学6年生の理科知識があれば、家一軒の電力自給はできる」というテンダーの信念のもと、1年半の歳月をかけて完成した本です。
 日本の送電のしくみや、電圧と電流といった理科の基本的なことから簡単な言葉で解説。実践編では、100Wのソーラーシステムを組み立てられるよう、細かく図入りで解説しています。
 
詳細はこちら→
http://yohoho.jp/wagaya#wagaya-denryoku
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 本の話、鹿児島の話に加え、社会への異議申し立てを「デモ」というアンチに費やすのではなく、暮らしそのものの更新提案・創る技の習得という「陽気な方法」(ちなみにこれが研究所名”ヨホホ”につながっているとのこと)で展開している「テンダー流コミュニティ変革」の哲学についても聞いていきます。
 
 日本最大の都市・横浜は、日本最大の「大量消費・大量廃棄の都市」という意味ですべてが「過大」です。持続可能な社会を目指すとき、個人でコントロールできることがほとんどないように思えます。
 
この横浜に生まれ、現在は軽やかに鹿児島の山林を駆けているテンダーくんの話を聞きながら、いま・ここ・これから自分たちができることを考え、なにより「アクション」を起こしていくきっかけになれば幸いです。
 
【概要】
▽日時 2016年2月12日(金)19:00-21:30
▽場所 泰生ポーチ(神奈川県 横浜市相生町2丁目52)
■最寄り駅: みなとみらい線馬車道駅より徒歩5分、JR関内駅より徒歩5分、市営地下鉄関内駅より徒歩5分
http://taisei-po-chi.yokohama/
 
注)さくらWORKS<関内>ではありません。
▽参加費 一般 2000円(1ドリンク付き) 学生 1800円
▽「わがや電力 〜 12歳からとりかかる太陽光発電の入門書」を予約し、当日購入したい方はこちらのフォームからお申し込みください。
(電子書籍、Amazonでの販売はありません)
https://goo.gl/RmLouk
 
もちろん「ヨホホ研究所」のフォームからも申し込めます。一足早く入手したい方はこちらから。
http://yohoho.jp/wagaya